アルミ板でバイク用ブラケットステー製作(切断・曲げ・穴あけ加工のやり方)

CB400SF

金属のブラケットステーは、色々市販されてますが、希望の形状や穴位置ではない場合がありますよね。強度があまり必要ない場合は、アルミ板で自作するのがオススメです。今回自作にチャレンジしてみたところ、案外簡単に作れてしまいました。やり方を説明しますので参考にしてもらえると幸いです(˶ᵔ ᵔ˶) 

アルミ板曲げ器の作成

まず、アルミ板を曲げるのに使う器具を自作します。アルミ板を切るときにも使えます。
作業台の上にあるのが、完成品です。

必要な工具

必要なもの

  • 山形鋼 鉄アングルL30×30×3×910 (←今回、長さは910mmをチョイスしました)
  • ステンレスボルトセット5φ (amazonリンク
  • ミニクランプ (amazonリンク

手順

  1. 山形鋼をカットして、長さ300mmを2本切り出します。残りの長さ310mm1本も使います。
    金切鋸でカットして、端部のバリを平型棒ヤスリ等で落とします。
  2. 長さ300mmの山形鋼2本に、電動ドリルでボルトを通す穴を開けます。
    端部から15mm×15mmの位置に5.5mm程度の穴を開けます。完成品をみてもらうとわかりますが、2本の山形鋼をボルトで縫い合わせて使います。2本の山形鋼の穴の位置は、逆になりますので注意です。また、穴あけの位置の精度は重要です。センターポンチで穴位置がずれないようにして、ドリルも慎重に使いましょう。今回は、少し小さめに穴を開けてから、リーマーで微調整しました。もし失敗したら、穴位置を少し移動して再チャレンジです。
  3. 長さ300mmの山形鋼2本の端部をボルトで繋ぎ、もう一方の端部はクランプで締めたら完成です。

使い方

長さ300mmの山形鋼2本で、曲げたいアルミ板を挟んで固定します。残りの山形鋼を作業台の端部に置いて、アルミ板を押し当てて、曲げます。

アルミ板曲げ器作成のまとめ

自作アルミ曲げ器は、ネットで検索すると、色々な情報がありました。が、難易度が高いものが多かったので、一番簡単そうなのを更に簡単にアレンジしてみました(;’∀’) 90度未満の曲げはできないのでご注意ください。

アルミ板加工(切断、曲げ、穴あけ)

製作したブラケットステーは、アルミ板をL字に曲げたものに1カ所10mm程度の穴を開けただけのものです。購入したアルミ板が、必要サイズより大きかったので、作業としては、アルミ板の切断、曲げ、穴あけを行いました。(ブラケットステー使用例の記事はコチラ

必要な工具

  • カッター(特大H型刃)(amazonリンク
  • 定規(金属製)(amazonリンク
  • 電動ドリル
  • センターポンチ
  • リーマー
  • 鉄工用ヤスリ
  • 工業用マーカー (amazonリンク
  • アルミ板曲げ器

必要なもの

手順

1.工業用マーカーで、アルミ板を切断するライン、曲げるライン、穴あけの中心点にマーキングします。

2.穴あけを行います。

作業しやすいように、先に穴を開けてました。ドリルで適当なサイズの穴を開けておいて、リーマーでサイズ調整しました。

3.必要サイズに切断します。

定規を切断ライン①にあてて、カッターで20回程度切り込みを入れます。定規が削れないよう金属製がオススメです。裏面も、同じように切り込みをいれます。アルミ板曲げ器で、アルミ板を挟み、切れ込みからアルミ板が裂けるように、表裏両方の方向に何度も何度も板を曲げます。曲げる角度は1,2度程度からスタートして、少しずつ角度を増やしていきます。そのうち金属疲労で、カッターの切れ込みラインでパキンと折れます。切断ライン②も、おなじ手順で切断します。切断面のバリをヤスリで削って完了です。

4.曲げるラインで90度曲げます。

アルミ板を曲げるラインで、アルミ板曲げ器に固定し、山形鋼を押し当てて、一気に90度曲げます。

アルミ板加工のまとめ

アルミ板の切断は、金属疲労を使えば、バリも少なくて済みます。アルミ板曲げは、ある意味力任せなので、厚めのアルミ板だとパワーが必要ですね。力こそパワーです!

まとめ

最後までお付き合いいただきありがとうございました。アルミ板は、安価で加工性がよく錆にも強いので、利用しやすい部材です。ブラケットステーとして使う場合も、強度が不足しているようであれば、板厚を上げたり複数準備することで、補えることが多いと思います。よかったら真似してみてくださいね(ˊ꒳ˋ)
今回は、曲げ器を自作しましたが、加工可能サイズが小さくてよければ、市販のものもあるので、リンクをつけておきますね。ではまた(^▽^)/

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